黄昏(こうこん)
夕暮れ
シルエットのドムトールン
黄昏(こうこん)
【日暮れ、夕暮れのこと (広辞苑より)】
日が暮れ始めるとその時の空の風景は、1秒、1秒、刻々と変化していきます。
キンデルダイク地区を見渡すことができる入国口で、今日の「黄昏(こうこん)」を見ていました。
場内で空を見上げると、そこには電柱や電線がありません。普段の生活では、街を歩いていても、車で通りを走っていても必ず見かけるもの。でも、ハウステンボスでは地下の「共同溝」を利用しているためどこを歩いても、その影すら見かけません。
空の茜色が鮮やかで、いつもだと記念写真の中心になるドムトールンや風車、街なかの建物が、今日は「黄昏」の景色の一部分にしかすぎません。
空を見るときに、全く邪魔するものがないというのは「不自然」なことかもしれません。でも、ここではそれが当たり前。
いつもの生活とは違うひとときを、ここハウステンボスで味わっていただきたいものです。
(写真・文/水上 由美)